2018/12/21

木津川市商工会青年部 西井貴信 部長

 木津川市は、木津町、山城町、加茂町の旧3町が合併した市で、青年部は80名近い大所帯です。旧3町の祭りが秋にあり、木津川市木の津まつり(11月半ば)、木津川市やましろまつり(11月初旬)、木津川市かもまつり(10月)と、3つの祭りをステージや出店でサポートしています。木津町や加茂町はステージの企画進行がメイン。今年は青年部の有志のバンドも出演しました。山城町では特産のたけのこを使ったご当地バーガー「山城たけのこバーガー」を売っています。初代のバーガーは、たけのこをフライにしていましたが、昨年の新作は鰹出汁で煮たあとバター炒めにしました。多いときには1,500個売れたことも。人気が定着してきて、市役所からの要請でついに商工会の手を離れて商品化していく動きになっています。また、花火大会が有名な夏祭り「木津川市2017夏祭り」では、青年部は毎年、協賛しつつ準備や片づけのお手伝いをして、ビールなど飲み物の出店もしています。
 特色があるのは、地域振興事業の「宅配サンタ」です。未就学児の親からプレゼントを預かり、それを12月24日、または23日の夜に配るのです。昨年は約70件のご家庭に、40人ほどの部員が集まり5つのグループに分かれて配布しました。日程は毎年リーダーが決めています。配るのは夜ですので、家を見つけるのも困難です。昔ながらの家は表札がない家や入り口がわかりにくい家が多く、新興住宅地は表札があるものの小さくてわかりにくかったりします。2017年度は雨天だったのもありちょっと大変でした。保育園にチラシを撒いて告知して、保育園から申し込みをいただき、各商工会にプレゼントを持ってきてもらうという流れで、費用は無料。加茂町が15年以上前からやっていた事業で、合併後、木津川市としても継続しています。子持ちの部員も多いので、クリスマスイブに出るのも大変だったりもしますが、とても喜ばれています。