左:南山城村商工会女性部 木野友美子 部長
京都府唯一の村にある南山城村商工会は、部員数も少ないので青年部と女性部、いつも合同で協力してやっています。メインの活動としては南山城村商工会が主催している「京・村まつり」。都市とむら、親と子をつなぐというコンセプトです。企画や準備から関わっていて、昨年は、きゅうりの一本漬けや飲みものを販売しました。僕は兼業で土木をしている仕事柄、準備のために会場の木津川河川敷をショベルカーで整えたりすることもあります。カヌー体験や魚つかみなどが人気で、竹水てっぽう作りや宝探しもあり、フォトコンテストも同時開催しています。
また、11月に役場が主催している「むら活き生きまつり」へも出店しています。高山ダムにあるグランドで収穫祭をしており、地元で収穫した野菜などたくさんの出店があります。青年部は毎年、炭火で焼き鳥を焼いており、レシピは先輩からの伝統を引き継いでいます。炭は、実は自家製なんですよ。村の椎茸農家さんに木材を納品しているのですが、規定に合わなかったものを引き取り、それを炭にしているんです(笑)。その炭を使って焼いています。焼き鳥を100本以上並べて焼いていくのは圧巻で、毎年とても人気があります。昨年は1,200本用意していたのですが、おかげさまで午前中に売り切れました。
1月には、管外研修として京都市内にある丸益西村屋さんで「友禅染め」を体験してきました。「京友禅体験入門コース」です。これも女性部と青年部と合同です。手ぬぐいやランチョンマットなどたくさん種類があり選べます。僕はスマホケースにしました。部員が集まる機会も少ないので交流も目的としています。青年部8人・女性部10人と、とにかく少人数で、そのうえ各事業には部員全員が参加できるわけではないことから、これまでの事業を、毎年ちゃんと継続していくこと自体も目的となっています。すでに青年部を卒業しているOBの方が参加してくださることもあり、サポートしていただきながらがんばっています。