2018/12/21

伊根町商工会青年部 倉亜衡 部長

 毎年「伊根花火」という夏の花火大会の協賛・運営などサポートをしています。打ち上げ場所は伊根湾の海上。その会場設営の手伝いから取り組み、当日は、会場警備も担当しつつ、露店を出して、ビール・たこ焼き・冷やしきゅうりなどを売り、最後は、会場の片づけまでを担っています。他の花火大会との違いは、舟屋群のちょうちんの灯りと、それを照らし出す花火の光が織りなす幻想的な風景です。打ち上げ場所の伊根湾をぐるりと囲んだ土地柄、あらゆる方向から花火を楽しめるのがポイントだと思います。駐車場がまだまだ少ないのが課題ですが、道の駅「舟屋の里 伊根」からも見ることができますし、学校の校庭などを駐車場として開放しており、口コミで来場者が年々増えていて、毎年約5,000人ほどだと聞いています。また、2017年度は、管外視察として、主張大会の全国大会の会場だった沖縄にもいきました。

 部員は個人事業の方が多く、農業、漁業、宿泊業、建築業など。10数名と少人数ですが、狭い地域なので部員同士は商工会以外でも出会うことが多く、だいたいお互いに顔見知りで、若い力として地域にも頼りにされています。地元出身の人がほとんどで、「この町の魅力を発信する」という青年部の先輩たちの想いをしっかり引き継いでいます。伊根町といえばやはり舟屋。うちも舟屋をリノベーションした旅館を経営していますが、その魅力を伝えられるように活動していきたいです。