2018/12/21

南丹市商工会青年部長 柴田洋希さん

南丹市は八木町・園部町・日吉町・美山町の4つが合併した市。日吉町発祥の「4時間耐久三輪車レース」というイベントを毎年10月ごろにおこなっているのが最大の事業です。青年部が独自で主催しているもので、企画からすべて携わり、広大な自然を活かした会場「スチールの森 京都」に1周300Mのコースを自分たちで作りました。三輪車といっても小さい子どもが乗るものではなく、規定の範囲内で自転車をカスタマイズした独自の三輪車で競います。1チーム4人で4時間走り続ける過酷な競技ですが、少しずつ認知度が高まり、今では全国から約40チームが参加。小学生チームのためにデザイン賞、よくがんばったで賞なども用意しており、昨年も大いに盛り上がりました。企業のメンバーでチームを組み、参加することで団結力が深まったとの声もあります。今後は、工業系の高校生たちを巻き込めないかと新たに告知を始めています。
 また、昨年度からプロのカメラマンの部員に各行事を撮影してもらい、青年部の活動をお伝えする「南丹タイムズ」という広報誌を作成中です。そのカメラマンが部員の販促ツールの写真を撮るなど部員同士のコラボも生まれています。
 これまで青年部は、資質向上を担当する「研修委員会」、絆を作る「交流委員会」、三輪車耐久レースを担当する「事業委員会」の3つに分かれて活動していました。そこに平成29年度「会員拡大委員会」が加わって会員拡大に力を入れており、すでに9人の部員を獲得しています。勧誘する際には、仕事と青年部の活動は直結していること、仕事に良い影響があることを伝えます。そのためにも、部員自身が活動と仕事どちらも楽しんで見本となることが重要です。主張発表大会に備えて普段の委員会でも開始の挨拶をするなど緊張の中で発言する機会を増やしたり、青年部で学んだ販促の知識を家業に活かしたり、実際に仕事に還元することで、家族も青年部の活動に協力的になってきてくれています。100%自己責任、楽しむ力を自分たちが身につけると、きっとすべてが潤っていくはずだと思います。

[南丹タイムズ]