2018/12/21

精華町商工会青年部長 喜多勇介部長

 地域活性化事業として駅前のショッピングモールの駐輪場を借りて、毎年7月に立ち飲み屋『スタンディングバー』を開催しています。精華町は新しくできた関西文化学術研究都市の中心地区、いわゆる「学研都市」のエリアと、昔ながらの地域があります。学研地域の方は駅からバスに乗って職場に通勤されているので、地元の人との交流の機会がないのではと、その交流を図るために企画されたもので、7月の金曜日と水曜日に計5回開催しています。バーのテーブルも部員の手作りで、屋根はないので夕立など天候には悩まされます。
開始して約10年。かなり浸透し定着してきました。毎回延べ100人ほど来店していただいています。朝から駅前でビラ配りをしたり新聞折込広告を入れたりして告知していますが、学研地域の方の集客という意味では当初の予想より少なく、さらなる告知が今後の課題です。お客さまは、仕事帰りの男性や、ビニールシートを敷いて子どもを遊ばせている主婦などさまざま。メニューは生ビール一杯500円。おつまみも少しつけていますが、食べ物は持ち込み可能なため商業施設で買う人がほとんどで、商業施設にとってもメリットがあるようです。暑い時期にわざわざエアコンのない屋外の店に飲みに来てくださっているということは、いろいろな方と顔を合わせられるこの「空間」を楽しみにきてくださっているということ。きちんとおもてなししてしっかり楽しんでもらおうと試行錯誤しています。
 また、11月の「せいか祭り」では焼きそばで出店。『ヤングメン』という名前でブランド化を試みており、ソースも独自でブレンドして焼いています。
 なるべく事務局に頼らず自主運営していくスタンスを強く打ち出しており、部員それぞれが自分の担当した事業において学んだことを、自身の事業に還元できるように考慮しています。おかげさまで、自分も担当した事業に愛着を持てましたし勉強になっています。